ネオファースト生命は、第一生命グループに所属する生命保険会社ですが、どのような保険を取り扱っているか知っていますか?生命保険は、取り扱う会社によって保険料だけでなく保障内容も異なります。ネオファースト生命について詳しくみていきましょう。
目次
ネオファースト生命って?
第一生命グループの生保
ネオファースト生命は、第一生命グループに所属している生命保険会社で、国内向けに保険商品を販売しています。ネオファースト生命は、「損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険株式会社」として1999年に設立されました。その後2014年に「ネオファースト生命保険株式会社」に社名変更しています。
ネオファースト生命の株は第一生命が100%保有しています。第一生命グループに所属する会社にはネオファースト生命以外にも第一フロンティア生命などがあります。
グループの理念体系を共有
第一生命グループに所属する会社は、理念体系を共有しています。第一生命グループの理念体系は、大きく分けて3つあります。まず1つ目が、「Mission 私たちの存在意義」です。一生涯のパートナーとして、人々の豊かな暮らしに貢献していくという思いを表しています。
次に、「Vision 私たちの目指す姿」というものがあります。「安心の最高峰を、地域へ、世界へ」と目標を掲げて、サービスを提供しています。
そして3つ目が「Values 私たちの大切にする価値観」です。お客様を満足させるサービスを提供するなどのグループ企業行動原則(DSR憲章)を軸にしています。
加えて、「Brand Message 理念体系を支える私たちの思い」があります。従業員の活気など、人を大切にすることを第一生命グループでは目指して企業活動を行っているのです。
関連記事として、「ネオファースト生命の評判って?加入者の口コミや満足度を紹介!」も参考にしてください。
ネオファースト生命の保険カテゴリ
医療保険
ネオファースト生命の医療保険には、主に3つのタイプがあります。入院日額タイプの「ネオdeいりょう」、一時金タイプの「ネオdeいちじきん」、治療費連動タイプの「ネオdeちりょう」です。
「ネオdeいりょう」は、三大疾病などへの保障が充実した保険です。加入時点で所定の基準を満たし、健康と判断された人は保険料が安くなる特徴もあります。また、簡単な告知項目に該当しなければ加入できる引き受け緩和型の「ネオdeいりょう健康プロモート」もあります。
「ネオdeいちじきん」は、主契約・特約問わず、どちらも一時金で給付金を受けることができる保険です。ストレスが関係する疾病、女性に多い疾病、生活習慣病への手厚いサポートがあります。
「ネオdeちりょう」は、医療費に応じた給付金を受け取れる保険です。健康(無事故)で過ごせた場合、給付金が支給されるという特徴があります。
特定疾病入院一時給付保険
特定疾病入院一時給付保険は、生活習慣病に備えるための保険です。ネオファースト生命では、「ネオde健康エール」と、「からだプラス(カラダ革命)」の2つがあります。
「ネオde健康エール」は、所定の生活習慣病で入院をした場合に給付金が受け取れる保険です。3年ごとに「健康年齢」を判定して保険料が決まります。健康年齢とは、健康診断などから健康状態を診断し、年齢で表したものです。
「ネオde健康エール」には、死亡保障や高度障害に対する保障はありません。また、実際の年齢が70歳になった時点、終身型に移行する特徴があります。
「からだプラス(カラダ革命)」も健康年齢に基づいて保険料が決まります。「ネオde健康エール」と同様に3年ごとに保険料を更新するタイプで、更新後の保険料は健康年齢によって決まるため、健康年齢が若ければ保険料が安くなる可能性があります。実際の年齢が70歳になると、終身型に移行します。
「からだプラス(カラダ革命)」は7大生活習慣病で入院した場合に、1回100万円の給付金を最大10回まで受取可能です。
死亡保険
ネオファースト生命の死亡保険には、「特定疾病保障終身保険」と「収入保障保険」があります。
特定疾病保障終身保険「ネオdeとりお」は、万一死亡した時と三大疾病を一生涯保障する保険です。三大疾病とは、がん・急性心筋梗塞・脳卒中を指します。特約として「非喫煙者割引特約」があり、タバコを吸わない人は、吸う人よりも保険料が割り引かれます。
収入保障保険「ネオdeしゅうほ」は、被保険者が死亡した場合に備える保険です。毎月家族へ収入の代わりとなる給付金が支払われ、生活を守ります。健康診断の結果の良し悪しで保険料が変わる「健康体割引特約」があり、健康であれば割引を受けられる特徴があります。
ネオファースト生命の医療保険の特徴
保険カテゴリの項でネオファースト生命の医療保険の概要について紹介しましたが、ここではそれぞれの医療保険の特徴について詳しく解説します。
入院日額タイプ「ネオdeいりょう」
「ネオdeいりょう」には、3つの特徴があります。まず1つ目の特徴が、特定疾病保険料払込免除特約による保険料の支払い免除制度がある点です。「ネオdeいりょう」は、保障内容によってⅠ型からⅢ型に分かれており、型によって支払免除になる疾病が異なります。
がん(初めて診断確定された時) | 心疾患 (継続して20日間以上の入院、もしくは手術) | 脳血管疾患 (継続して20日間以上の入院、もしくは手術) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
上皮内がん | がん(悪性新生物) | 心疾患 | 急性心筋梗塞 | 脳血管疾患 | 脳卒中 | |
Ⅰ型 | × | ○ | × | ○ | × | ○ |
Ⅱ型 | ○ | ○ | × | ○ | × | ○ |
Ⅲ型 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
※特定疾病保険料払込免除特約(2018)の場合
がんは「診断された時」、心疾患と脳血管疾患は治療のために「手術を受けた時」あるいは継続して20日間以上入院した場合、など保険料免除には条件があります。
2つ目の特徴は、手術保障特約による手術費用の保障です。2018年に改正された手術保障特約であれば、三大疾病の手術に加えて、健康保険が適用される手術も保障します。
なお、手術費用の保障額は、疾病により異なります。Ⅱ型の場合、がん、急性心筋梗塞、くも膜下出血の場合は40万円、上皮内がん、狭心症、脳動脈瘤などの場合は20万円です。
3つ目の特徴は、所定の健康状態の基準を満たすことで、通常の保険料率ではなく健康保険料率が適用され、保険料が割り引かれるというものです。健康保険料率が適用されるかどうかは、入院歴があるかなどの質問によって決定します。ただし、被保険者が20歳に満たない場合は、健康保険料率が適用されません。
一時金タイプ「ネオdeいちじきん」
ネオdeいちじきんは、入院でかかる費用を一時金で保障する保険です。「入院日数に応じた保障額」ではなく一時金で支払われるため、短期化している入院にも対応している保険だと言えます。
また、特約を付加することで様々な疾病に対しても備えることができます。例えば先進医療は健康保険対象外になるため全額負担になってしまいますが、先進医療特約を付加すれば一時金で保障されるため負担が軽減します。
ストレスによる疾病に備える特約もあります。厚生労働省が発表した「患者調査」(平成8年、平成26年)によると、うつ病などの気分障害の疾病は、1996年に比べて約2.5倍にも患者数が増加しています。ストレス性疾病保障特約を付加すると、ストレス性疾病と診断された場合に一時金が受け取れます。
さらに、8大生活習慣病と女性特有の疾病も、特約により備えていくことができます。特定生活習慣病入院一時給付特約は、以下の生活習慣病に対して日帰り入院から一時金で保障します。
・がん
・心・血管疾患
・脳血管疾患
・糖尿病
・高血圧性疾患
・肝疾患
・膵疾患
・腎疾患へ
女性疾病入院一時給付特約は、下記の女性特有の疾病、そしてがんで入院した場合に一時金を受け取れるものです。
・帝王切開
・切迫早産
・流産
・子宮頸がん
・乳がん
・子宮筋腫
・子宮内膜症
・リウマチ
・バセドウ病
治療費タイプ「ネオdeちりょう」
ネオdeちりょうの特徴は、医療費の自己負担に合わせて給付金が受け取れる点です。支払限度や給付金額によって型が分かれており、受け取れる給付金は以下のようになっています。
入院治療給付金 | 外来手術給付金 | |
---|---|---|
Ⅰ型 | 診察報酬点数x 1円 | 診察報酬点数x 1円 |
Ⅱ型 | 診察報酬点数x 2円 | 診察報酬点数x 2円 |
Ⅲ型 | 診察報酬点数x 3円 | 診察報酬点数x 3円 |
ただし、健康保険適用となる入院や手術に限ります。
さらに、入院給付金の対象となる入院をした場合には入院治療一時給付金として一時金を受け取れます。また、保険期間満了時点で入院給付金などの請求が一度もなく、なおかつ被保険者が生存していた場合に入院治療無事故給付金を受け取れます。
引受基準緩和型「ネオdeいりょう」
ネオdeいりょう 健康プロモートは、引受基準緩和型の医療保険です。簡単な告知に該当しなければ加入できるため、入院や手術、持病の経験などがある人でも入りやすい保険です。終身医療保険ですが、所定の要件を満たせば以後の保険料が割り引かれる特徴があります。
なお告知においては、がん、肝疾患、精神疾患、腎疾患の場合はいつ治療や診断を受けたかという点も重要です。所定の疾病の経験がある方は、入院や手術がいつだったかを確認しましょう。
収入保障保険の特徴は?
手頃な保険料で大きな保障
ネオdeしゅうほは、被保険者が万が一死亡した場合に、年金形式で死亡給付金が受け取れる収入保障保険です。保障額は一定ではなく、徐々に少なくなる特徴があります。子どもの成長などに伴い必要な保障額が減少することを考慮した仕組みのため、保障額が一定の保険に比べて手頃な保険料で契約ができます。
非喫煙で健康体なら割引
タバコを吸っておらず、かつ健康であるという条件を満たした人は、健康体割引特約を付加することができます。健康体割引特約が適用されると、通常の保険料に比べ、保険料が安くなります。
なお、タバコを吸っていなくても、BMIや血圧値、血液中のGOT値が基準から外れる場合、特約の付加はできなくなります。また、被保険者自身が非喫煙者でも、受動喫煙によって喫煙していると見なされる可能性があります。
特約で三大疾病に備えられる
特則や特約を付帯すれば、三大疾病にも備えることができます。特定疾病収入保障特則を付加すれば、三大疾病に罹患しネオファースト生命が定める状態になった場合に、特定収入保障年金を受け取れます。
あるいは、特定疾病保険料払込免除特約を付加すれば、三大疾病になりネオファースト生命が定める事由に該当した場合に、保険料の払込みが免除となります。ただし、特定疾病収入保障特則と特定疾病保険料払込免除特約はどちらかしか付加できません。
ネオファースト生命の健康増進サービス
24時間電話健康相談サービス
ネオファースト生命では、24時間健康に関する相談を電話ですることができます。医師や保健師、看護師などの専門家に無料で相談可能です。「ストレスを抱えている」「家族の介護は、どのようにすればよいか」「赤ちゃんが夜中に熱を出してしまい、どうすればよいかわからない」など、幅広い相談内容に対応しています。
契約者および被保険者、さらにはその家族も無料で相談できます。なお、専用フリーダイヤルは契約者宛てに書類で案内されます。公式ホームページなどには記載されていないので、注意しましょう。
セカンドオピニオンサービス
電話だけでなく、実際に医師と面談を行い、アドバイスを受けることのできる無料サービスです。専用ダイヤルに電話をすると、専任スタッフが総合相談医と契約者の電話または面談を手配します。
面談による相談をすると、総合相談医から専門臨床医を紹介され、相談内容の解決に向けた対応をしてもらえます。なお、電話での相談では専門臨床医の紹介を受けることができないので、注意しましょう。
健康第一forネオファースト生命
スマートフォンなどで、自身の健康状態をチェックすることができる無料サービスです。My健康アドバイスやMyカロリーチェックなど、サポートしてほしいジャンルに合わせたサポートコンテンツが用意されています。
また、健康状態をチェックし、改善コースを選択することができます。4つのタスクを実行していくことで健康問題の改善を目指していけるだけでなく、タスクを達成すると抽選でもらえるプレゼントに応募することができます。
まとめ
ネオファースト生命では、健康であれば保険料の割り引きや、治療費に合わせて給付金が払われる保険があるなど独自のサービスを提供しています。ネオファースト生命の公式ホームページから資料請求をすることもできるので、気になる人はぜひ一度公式ホームページを見てみてはいかがでしょうか。
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