老後に趣味を持つと、人生に良い影響を及ぼすことがあります。定年退職してから新たな趣味を始めるという人も少なくありません。この記事では、老後におすすめの趣味や趣味を持つべき理由などを紹介します。
目次
男女問わず老後に趣味を持つべき理由
生きがいになる
老後に趣味を持つと、それが生きがいとなることがあります。人生に楽しみがあるのとないのとでは日々の充実感も異なり、自分を高めたい・趣味のスキルを磨きたいという意欲を生むこともあります。
交友関係が広がる
老後に趣味を持つことで、交友関係が広がる場合もあります。仕事上の人間関係が主だった人などは、定年退職後に交友関係が急に狭まってしまうケースもあるかもしれません。趣味の話題がきっかけとなって交流が生まれたり、サークルや同好会に参加したりすることで、新たな友人ができることもあります。
健康の維持につながる
趣味を通して頭や体を動かすことが老化防止につながるという人もいます。漫然と同じような毎日を繰り返すよりも、午前中は趣味の時間・何曜日は同好会の集まりなどと予定を立てて行動すれば、スケジュールに変化が生まれます。体を動かす趣味であれば体力の衰えを防止できることもあるため、健康の維持という観点から趣味を選んでみるのもよいかもしれません。
老後におすすめの趣味は?
料理や風景をのんびり楽しむ「旅行」
老後におすすめの趣味として、旅行が挙げられます。現役で働いていた頃は長い休暇が取りづらく、ゆっくり旅行へ行けなかったという人も少なくないでしょう。
シニアになってからの旅は、時間や日程に余裕を持たせることがおすすめです。あれもこれもと欲張るより、見慣れない風景やその土地の料理をのんびり楽しみ、もしハプニングが起きてしまっても慌てなくて済むようなスケジュールにしておくと安心です。
運動不足の解消に「ウォーキング」
ウォーキングは、健康面に良い影響を及ぼしてくれる趣味といえるでしょう。加齢のために足腰が弱ることは避けられない面もありますが、意識的に鍛えることである程度老化を遅らせることができます。また、日常の風景から新たな発見をしたり、四季の移り変わりを感じることができたりするのもウォーキングの楽しみ方のひとつといえます。
思い出づくりにも「カメラ」
カメラで写真を撮るのも老後におすすめできる趣味の一つです。カメラは機種によって性能や値段にかなり差がありますが、お金に余裕がある場合は思い切って良いものを購入すると趣味を続けるモチベーションアップにつながるかもしれません。使いこなせるようになってきたら、アマチュアでも参加できる写真コンクールに応募してみたりするのも良いでしょう。
男性に人気の「スポーツ観戦」
スポーツ観戦は男性に人気が高い傾向にあります。テレビを通して応援するのも手軽で良い反面、生で観戦する臨場感も得難いものがあります。
懸命にプレイする選手たちや、それを応援するサポーター達の熱気などは、会場に行かなければ体感できないものといえます。毎回出向くことが難しくとも、1年あたりの観戦回数を決めたり、大きな大会だけ応援に行ったりすることでイベントのように楽しむこともできます。
女性も始めやすい「手芸」「編み物」
手芸や編み物には様々な手法があり、それぞれ出来上がるものも違うため、奥の深い楽しみ方が可能です。必要な材料や道具が全て揃うキットなども販売されているため、初心者でも作品を完成させることができます。大型のミシンなどを除けば重い道具も少ないため、女性にも始めやすい趣味と言えます。
庭やベランダで手軽にできる「園芸」
園芸は自宅の庭やベランダで行うことができる場合も多く、体や手先を使いたい人にも向いています。眺めて楽しむことのできる花や、収穫して食べる楽しみがある野菜など、好みの植物を選んで育ててみてはどうでしょうか。
ピアノやエレキギターなどの「楽器」
楽器も老後におすすめしたい趣味の一つです。憧れていた楽器を高齢になってから始めたいという人が一定数いることから、音楽教室の中にはシニア向けのコースが用意されているところもあります。段取りや指使いなどを覚えるまでは少し時間が必要かもしれませんが、曲が演奏できるようになると喜びや達成感を味わうことができるでしょう。
老後に趣味を楽しむためには?
老後の趣味の費用を貯めておく
老後に趣味を楽しむためには、かかる費用を貯めておく必要があります。どのくらいの費用がかかるのかは趣味によって異なるため、必要な金額をあらかじめ見積もり、家族と相談しておくのも良いでしょう。
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老後資金は保険で備えるのも選択肢
老後資金は預貯金のほか、保険商品で準備するという選択肢もあります。一例として、低解約返戻金型終身保険や養老保険、個人年金保険などがあります。
低解約返戻金型終身保険は、途中で解約した場合の返戻金は少なくなるものの、保険料払込期間が終了した後は通常の終身保険と同様かそれ以上の解約返戻金を受け取ることができる保険です。養老保険は満期を迎えると死亡保障額と同額が支払われる保険であり、個人年金保険は老後に一定額を受け取ることのできる保険です。
それぞれの保険については以下の記事に詳しくまとめてありますので参考にしてください。
まとめ
老後に趣味を持つと、良い人間関係の構築や、心身の活性化が期待できることがあります。選べる趣味の範囲を広げるためにも、老後資金はなるべく余裕をもって準備しておきましょう。預貯金や保険商品を活用する方法以外に、ファイナンシャルプランナー(FP)というお金のプロに相談するという方法もおすすめです。
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