生命保険や損害保険など、保険商品を幅広く取り扱っている「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」。その歴史はまだ浅く、様々な保険会社が合併したことで誕生した生命保険会社です。この記事では、様々な保険会社が集まったからこそできる、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の保険商品を見ていきましょう。
目次
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命って?
保険会社の合併で誕生
「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」は、損保ジャパンひまわり生命と日本興亜生命が合併したことによって誕生した生命保険会社です。それぞれの生命保険会社も様々な生命保険会社との合併によって生まれました。損保ジャパンひまわり生命の歴史は以下の通りです。
1981年 「アイ・エヌ・エイ生命」設立
1997年 「アイ・エヌ・エイひまわり生命」に改称
2001年 「安田火災ひまわり生命」に改称
2002年 「損保ジャパンひまわり生命」に改称
日本興亜生命設立の流れは下記の通りです。
1996年 「興亜火災まごころ生命」・「日本火災パートナー生命」設立
2001年 「日本興亜生命」誕生
そして、「損保ジャパンひまわり生命」と「日本興亜生命」が合併して「NKSJひまわり生命」が2011年に誕生し、2014年に「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」が生まれました。損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は、それぞれの会社の良い部分を掛け合わせることによって、時代のニーズに合った保険商品を提供する保険会社を目指しています。
SOMPOホールディングスグループの企業
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は、国内の生損保事業や海外保険事業、介護・ヘルスケア事業など、グローバルに保険商品を展開しているSOMPOホールディングスの企業です。SOMPOホールディングスには、損害保険を取り扱っている損保ジャパン日本興亜やセゾン自動車火災などがあります。
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の評判や満足度については、「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の評判は?口コミや満足度まとめ」も参考にしてください。
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の保険の種類
「新・健康のお守り ハート」医療保険
「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」には、下記の通り3つの医療保険があります。
・「新・健康のお守り」
・「フェミニーヌ」
・「新・健康のお守り ハート」
「新・健康のお守り」は、終身タイプの医療保険で、病気やけがでの入院や手術にかかる費用を保障します。また、特約を付加することで健康保険適用外の先進医療の技術料もサポートしてくれる保険です。日帰り入院にも対応しています。
女性のための入院保険「フェミニーヌ」は、子宮筋腫や乳がんなどの女性特有の病気に対する入院に保障だけでなく、3年ごとに受け取れる生存給付金がセットになった商品です。また、特約を付加していれば入院前後の通院も保障します。
「新・健康のお守り ハート」は、簡単な告知だけで申し込みができる商品となっており、健康状態に不安がある人でも入りやすい商品です。病気やけがでの入院、手術の保障はもちろん、持病の悪化や再発なども保障してくれる内容となっています。
「新・健康のお守り ハート」は、会社の経営者向けに「新・健康のお守り 経営者プラン」として入院や手術の保障を充実させたプランも取り扱っています。
先進医療保険
「リンククロス コインズ」は、高額な技術料がかかる先進医療や臓器移植などを手厚く保障する、定期タイプの先進医療保険です。先進医療の技術料は通算2,000万円まで、臓器移植の場合には1,000万円まで保障し、月々の保険料は性別や年齢に関係なく500円となっています。申し込みはインターネットからのみとなっており、スマートフォンやタブレットからも申し込みができます。
がん保険
「勇気のお守り」は、がんと確定診断された時の一時金はもちろん、がん治療のための入院や手術も保障するがん保険です。また、悪性新生物だけでなく上皮内がんについても、通常のがんの一時金と同額を保障しています。
終身タイプなので、がんの治療にかかる日帰り入院や通院が一生涯に渡って保障されます。がん外来治療に対する給付金は1年間の支払日数には限度がありますが、通算日数には限度がありません。また、がん治療のための先進医療の技術料は、通算1,000万円まで保障します。
死亡保険
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命では様々な死亡保険を販売しています。商品の一例を紹介します。
・収入保障保険「リンククロス じぶんと家族のお守り」
→ 死亡保障だけでなく、収入保障もついている定期タイプの死亡保険です。
・終身保険「一生のお守り」
→ 一生涯の死亡保障はもちろん、解約返戻金を活用することで老後資金や介護にも備えることができる保険です。保険料払込期間中の解約返戻金を抑えることで、保険料を割安にした商品となっています。
・「終身保険」
→ 一生涯に渡る死亡保障と解約返戻金による貯蓄性を兼ね備えた商品です。
・無選択型終身保険「新・誰でも終身」
→ 医師による診断書の提出や、告知無しで申し込みができる終身保険です。ただし、健康状態などによっては申し込みができないこともあります。
・「連生終身保険」
→ 夫婦での死亡保障をまとめられる商品です。
・「特定疾病前払式終身保険」
→ 特定疾病になった時に、保険金の一部を前払で受け取れる保険です。また、特定疾病になった場合にはその後の保険料の払込が免除されます。
・「特定疾病保障保険」
→ がん・急性心筋梗塞・脳卒中の三大疾病にかかった場合、治療費や死亡給付金を受け取れる保険です。定期タイプと終身タイプがあります。
・「養老保険」
→万が一の備えと、貯蓄を兼ね備えた商品です。死亡給付金と満期保険金は同額となっています。
・ 「定期保険」
→ 一定期間のみ死亡保障を得られる商品です。解約返戻金がないタイプや、払込期間中の解約返戻金を少なくして保険料が割安になっているタイプもあります。
学資保険
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の学資保険は、祝い金を受け取ることができるタイプとなっています。子供の成長に合わせて成長金を受け取ることができるため、大学入学資金を準備するだけでなく、小学校や中学校、高校入学時の資金にも活用できます。
契約者に万が一の事があった場合には、それ以降の保険料の払込は不要となりますが、保障は満期まで続きます。また、契約者に万が一の事があった場合に、お見舞金・養育年金が受け取れるタイプもあり、家庭のニーズに合わせて選択可能な商品になっています。
三種類の医療保険の特徴は?
「新・健康のお守り」の特徴
「新・健康のお守り」の特徴は大きく分けて4つです。
一つ目の特徴として、一生涯の保障で、保険料は加入時のまま変わらないことが挙げられます。年齢とともに病気やけがでの入院のリスクが高まっても、生涯に渡って治療費に備えることができます。保険料の払込は終身タイプか、契約年齢が45歳までであれば60歳までのどちらかを選択することができます。
2つめは、短期入院にも対応している特徴があります。医療技術の進歩によって、日帰り入院での手術や治療が可能となっています。「新・健康のお守り」は日帰り入院から保障するため、短期入院でも給付金を受け取ることが可能です。また、手術についても、公的医療保険の対象となる約1,000種類を保障してくれるため、入院だけでなく、手術にも備えることができます。
3つめの特徴は、特約の付加により先進医療の技術料を通算2,000万円まで保障することです。がん治療などで用いられる先進医療の技術料は、公的医療保険の適用外のため治療費が高額になりがちですが、特約を付加していれば先進医療給付金が受け取れます。
4つめの特徴は、三大疾病による入院の通算日数に制限がないことです。三大疾病での入院は長期間になる傾向があるため、通算日数に制限がないことはがん治療の備えになるといえるでしょう。また、三大疾病支払日数無制限特則を付加すれば、1回あたりの入院に対する限度日数も無制限となります。
「新・健康のお守り ハート」の特徴
「新・健康のお守り ハート」の特徴も、「新・健康のお守り」と同じように4つあります。
1つめは、3つの告知で加入できることです。契約年齢が満20歳~満80歳であれば、以下の質問の答えがすべて「いいえ」であれば加入することができます。
1)今後3カ月以内に入院や手術の予定がある
2)過去5年以内にがん(悪性新生物・悪性腫瘍)・上皮内がん・肝硬変で、医師の診察や検査、治療、投薬(薬の処方含む)、入院、手術を受けたことがある
3)過去2年以内に病気やけがで入院や手術を受けたことがある
2つめの特徴は、持病の悪化や再発でも入院や手術をカバーできることです。3つめは、特約を付加すれば、先進医療の技術料を通算2,000万円までカバーできる点です。
4つめの特徴は、三大疾病による入院の通算日数に制限が無いところです。さらにオプションを選択すれば、三大疾病が原因の1回あたりの入院日数が無制限、あるいは三大疾病が原因で所定の状態になった場合には以後の保険料が免除となります。
「フェミニーヌ」の特徴
女性のための医療保険である「フェミニーヌ」には5つの特徴があります。
1つめは、子宮筋腫やすべてのがんでの入院を保障する点です。女性特有の病気やすべてのがんの治療による入院は入院日額15,000円となっています。
2つめの特徴は、肺炎などの一般的な病気や骨折などけがでの入院を保障する点です。女性特有の病気や妊娠・出産などでの入院だけでなく、けがやその他の病気での入院もカバーすることができます。
3つめの特徴は、公的医療保険対象の約1,000種類の手術に対応しているところです。入院の有無にかかわらず、公的医療保険の対象となる手術を受けた場合は、手術給付金の支払対象となります。
4つめの特徴は、「新・健康のお守り」と同様に、特約付加により先進医療の技術料を通算2,000万円までカバーする点です。がんなどの先進医療にも備えたい人は、特約を付加した方が良いかもしれません。
5つめの特徴は、3年ごとに生存給付金が受け取れる点です。貯蓄や子供の教育資金、家族旅行資金などに役立てることができます。生存給付金の金額はプランによって異なり、プラン1の場合は3年ごとに150,000円となっています。
収入保障保険の特徴は?
「じぶんと家族のお守り」は年金方式
「じぶんと家族のお守り」は、働き手である父親や母親が万が一の事があった場合に、お給料や年金のように毎月一定額を受け取れる保険です。毎月の「受け取る金額」と「受け取る期間」を選択することができ、各家庭の状況に合わせた設計をすることができます。
保険料は5年ごとに5%逓減
保険料については、加入から5年ごとに、加入時の保険料の5%相当額が減少するようになっています。そのため、保険期間満了直前の5年間の保険料は、加入時の保険料の50%相当額になります。ただし、基準年金月額や経過年数などによっては、加入時の保険料の50%相当額にならない場合があります。
喫煙の有無や健康状態で割引がある
「じぶんと家族のお守り」は、「健康体料率特約」を適用できます。「健康体料率特約」とは、被保険者の方の喫煙や健康状態によって、保険料が通常よりも割り引かれる特約です。
喫煙をしていない、また、喫煙していたとしても損保ジャパン日本興亜ひまわり生命が定める健康体基準に該当すると、約3%~33%程度の保険料の割引が適用されます。ただし、加入時の年齢や契約内容などによって割引率は異なります。
特約で働けない状況にも備えられる
「七大疾病・就労不能保険料免除特約」を付加すれば、がんや急性心筋梗塞などの七大疾病になり所定の状態になった場合に、保険料払込が免除となります。対象となる七大疾病は、以下の通りです。
・がん(悪性新生物)
・急性心筋梗塞
・脳卒中(くも膜下出血・脳内出血・脳梗塞)
・慢性腎不全
・肝硬変
・糖尿病
・高血圧性疾患
がん保険の特徴は?
「勇気のお守り」は終身型
「勇気のお守り」は終身タイプのがん保険です。がん治療のための入院や手術を一生涯に渡って保障してくれます。がんの罹患率は年齢とともに上がる傾向があるため、がんへの備えとして一生涯に渡る入院や手術の保障は必要といえます。
がん診断給付金は治療前や2回目も可
「勇気のお守り」では、がんと診断確定されるとがん診断給付金を受け取ることができます。がん診断給付金は、治療開始前に受け取ることもできるため、検査費用や入院準備金などに充てることが可能です。
また、再発や転移など、2回目以降のがんの診断確定時にも、1回目と同額のがん診断給付金を受け取ることもできます。ただし、2回目以降のがん診断給付金受け取りは、前回のがん診断給付金の支払事由に該当した当日から2年以上を経過している場合に限ります。
がん外来治療給付金で通院をサポート
厚生労働省の発表した「平成26年患者調査」のよると、がん治療は通院で行うことが多くなってきています。「勇気のお守り」は、がん治療の通院にかかる費用を一生涯に渡ってカバーします。がん外来治療給付金は、1年間で120日分が限度となっているものの、通算無制限となっているため、再発や転移などにも備えることができます。
契約者へのサービスについて
健康・生活応援サービス
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命では、契約者や被保険者、その家族(2親等以内)の健康や医療、介護などに関する相談や心配事などの相談サービスを行っています。24時間・年中無休で対応してくれるため、子供の急な発熱や将来の介護についての不安などを相談することができます。また、税務や法律に関する相談なども受け付けています。
利用は契約者や被保険者とその家族のみとなっています。保険証券に同封されている案内やWebサービスの「マイ リンククロス」で確認することができるので、興味のある人は確認してみるといいでしょう。
まとめ
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は、医療保険やがん保険の内容が充実しているだけでなく、健康な場合は保険料を割り引くなど、様々なサービスを商品に組み込んでいます。気になる保険があった人は、ぜひ問い合わせてみましょう。また、今加入している保険と比較してみることで、より自分に合った保険がわかるかもしれません。まずは加入中の保険の内容を確認してみると良いでしょう。
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