引っ越しには思った以上にお金が必要となるケースがあります。見積もりをしてもらってから驚いたという人もいるのではないでしょうか?この記事では、引っ越し費用の種類や相場、節約のコツなどについて紹介します。
目次
引っ越しにかかる費用とは?
引っ越し作業にまつわる費用
引っ越しにかかる費用として、まずは実際の作業費用が挙げられます。引っ越し業者に梱包や運送を依頼する場合には代金を支払うこととなりますが、全てを自分達でこなす場合でも大型家電の運送料や不用品の処分費用がかかる可能性があります。作業費用は世帯によって異なるため、あらかじめしっかりと見積もっておくことが大切です。
前の賃貸物件の退去費用
賃貸物件住まいである場合、引っ越しの際に退去費用を支払わなければならないケースもあります。契約にもよりますが、例えば1年未満で退去すると規定の退去料金が発生したり、物件の破損・汚損などによって別途費用を請求されたりすることも考えられます。敷金で相殺できることも多いものの、足りない場合は追加で用意しなければなりません。
新しい賃貸物件の契約費用
新しい賃貸物件の契約費用も、まとまった支出になることが多い項目の一種といえます。一般的に、物件を契約する際には敷金や礼金、不動産仲介手数料、その他保証料や保険料などがかかります。そのため、引っ越しを予定しているのであれば、ある程度お金を貯めておく必要があるでしょう。
そのほかの費用
そのほかの費用としては、隣戸の住人に挨拶に行く際の手土産購入費用や、新しく家電等を買い換える費用、保険への加入費用などが含まれます。これらは必ずかかる費用というわけではありませんが、ある程度余裕をもって引っ越し資金を用意しておくと不測の事態が起きた際にも対応しやすくなります。
引っ越し費用総額の相場って?
単身の場合
単身世帯は比較的荷物が少なく、賃貸物件へ引っ越すのであれば家賃もそれほど高額にならないことが考えられるため、引っ越し費用の相場はおよそ30万円と考えておきましょう。引っ越し前後の家賃をそれぞれ6万円、新居の敷金・礼金は1ヶ月ずつ、引っ越し費用は3万円として見積もっています。
夫婦やカップルの場合
夫婦やカップルの場合、一人暮らしに比べると多少費用がかかります。ファミリー世帯ほどではありませんが、およそ50万円が相場といえます。引っ越し前後の家賃がそれぞれ10万円、新居の敷金は2ヶ月・礼金は1ヶ月、そして引っ越し料金が6万円という計算です。
家族の場合
最後にファミリー世帯の引っ越し費用の相場を見てみましょう。ファミリー世帯は構成員の分だけ荷物や部屋数が必要となることが多いため、結果的に費用も高くなってしまうでしょう。具体的には、引っ越し前後の家賃が14万円、敷金・礼金が2ヶ月と1ヶ月、引っ越し料金が7.5万円と見積もると、総額80万円強となります。
引っ越し費用を抑えるには?
繁忙期を避けて安い時期を選ぶ
引っ越し費用を抑えるためには、繁忙期を避けて引っ越すことをおすすめします。進学・異動などにともない、引っ越しはどうしても3月や4月に集中する傾向にあります。そのため、引っ越し繁忙期に業者へ依頼すると、料金が割り増しされる可能性もあります。
5月になると引越しの頻度とともに料金も下がり、11月が最安の時期とも言われているため、スケジュールが許すのであればそのあたりを狙って引っ越し予定を立ててみるとよいかもしれません。
平日や午後に引っ越しをする
平日や午後に引っ越しをすることが料金の節約に繋がることもあります。土・日・祝日に引っ越しの予定を入れる人が多いことから、平日は料金を割安に設定している引っ越し業者もあります。また、午前よりも午後の方が引っ越し料金が安く済むケースも多いため、可能であればスケジュール調整を検討してみてもよいでしょう。
不用品を自治体の回収で処分しておく
不用品の処分を業者に依頼すると、その分高くついてしまう可能性があります。しかし、自治体の不用品回収などを利用して計画的に処分しておけば、費用を抑えることができる場合もあります。自治体の不用品回収は民間より料金が安く設定されていることも多く、中には無料で回収してくれるケースもあります。
複数の引っ越し業者の見積を比較する
引っ越し料金の節約のためには、複数の引っ越し業者の見積もりを取り、比較検討することが有効と言えます。一社だけに候補を絞ると、相手の言い値を支払うことになるおそれもあるため、複数の業者に見積もりを依頼して料金を比較することがすすめられます。なお、料金だけではなく、荷物の保証や付帯サービス等も合わせて確認しておきましょう。
まとめ
引っ越しの際にかかる費用の種類や相場などについて説明しましたが、いかがでしたか?紹介した費用は一般的な例ですので、家賃や敷金・礼金などは適宜変更してみてください。引っ越しにはまとまって費用が必要となるため、余裕を持って資金を用意しておきましょう。
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