結婚が決まり、新婚旅行先をどこにしようか悩んでいる人もいるかもしれません。今回は、新婚旅行の行先別の費用相場や、2人の間で費用負担をどうするのかなどについて紹介します。
目次
行先別の費用の相場は?
国内の人気旅行先
まず、国内を行先にした場合の相場を見てみましょう(以下、費用はすべて2人分の目安金額を紹介します)。休みがあまり取れないのであれば、国内のテーマパークなどを選ぶのもよいかもしれません。テーマパークのチケットと少しグレードの高いホテル代・交通費を合わせ、1泊2日で10~20万円程度を見込んでおきましょう。
住んでいる地域・行きたい地域や選ぶ宿などにもよりますが、温泉地でゆっくり日頃の疲れを癒したい場合、2~3日で10~20万円が目安です。また、北海道で自然を体感したいのであれば2~4日で20~30万円、沖縄本島で海やグルメを楽しむ旅なら3~4日で10~20万円、本島と離島どちらも訪れたい場合は4泊5日で30~40万円程度が目安金額と言えます。
ヨーロッパ
ヨーロッパの中でもユネスコ認定の世界遺産が多いイタリアは、ゴンドラが有名なベネチア、建築や美術の見どころ満載のフィレンツェなどを旅程に入れることができます。ローマ、ベネチア、ミラノなど複数都市を巡る6泊8日程度のプランだと、かかる費用は50~70万円程度です。
エッフェル塔・凱旋門の観光、シャンゼリゼ通りでのショッピングなどができるフランスの旅は6泊8日で50~60万円前後が相場です。ヨーロッパの観光地は物価が高めに設定されているケースも多いため、現地で使う観光・食事・お土産代などの予算は多めにみておいた方が安心かもしれません。
モルディブ
美しい海の上にあるコテージで知られるモルディブは、インド洋に浮かぶ島国です。ダイビング・シュノーケルなどのマリンスポーツでアクティブに過ごすことも、ゆったり休息を楽しむこともできるリゾート地です。6泊8日で60~70万円程度が見込まれますが、水上コテージへの宿泊にこだわらないのであればもう少し費用を抑えることも可能です。
また、水上コテージにはそのまま海に入ることができるタイプや、プライベートプールが付いているタイプなどもあり、グレードがあがると宿泊費だけで70万円以上かかることもあります。
グアム
日本から比較的短時間で行けるグアムは、移動時間が少ない分観光に時間を取ることができます。また、便数が多いため、飛行機代を抑えてホテルをグレードアップすることなども可能です。3泊4日で20~30万円が目安です。
日本人観光客が多く、日本語が通じやすいため、初めての海外旅行として選ばれやすい場所でもあります。日中は海のレジャー、夜はショッピングやグルメを楽しむことができます。7月から10月は台風シーズンとなるため、注意が必要です。
ハワイ
ハワイは、複数の島から成っていて、ワイキキビーチやダイヤモンドヘッドがあるオアフ島、自然が豊かなマウイ島やハワイ島などがあります。2つ以上の島へ滞在するなら、5泊7日で50~60万円が目安ですが、立地のいいホテルを選ぶ場合はもう少し費用がかかるかもしれません。
海だけでなく、山や渓谷の景色、満点の星空などを楽しむこともでき、マリンスポーツやショッピングができる場所も多くあります。また、グアムと同様に日本語が通じやすいので、海外慣れしていなくても安心かもしれません。
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海外への新婚旅行で考慮したい点は?
オフシーズンとハイシーズン
旅行費用を抑えたいなら、オフシーズンを選ぶとよいでしょう。長期休みを取りやすいハイシーズン(お盆やゴールデンウィークなど)は、費用も高めに設定されていることが一般的です。
また、行先を重視するなら新婚旅行の時期をずらすことも考えてみましょう。ハイシーズンには予算的に行くのが難しい場所でも、オフシーズンであれば選択肢に入れることができるかもしれません。
語学力の有無
海外旅行では語学力がないと不安になるかもしれません。パッケージ型ツアーの多くは添乗員が同行するので、外国語を話せなくても安心です。さらに、観光地を効率よく回ることができるというメリットもありますが、ツアー代金は高くなる傾向にあります。また、日本人が多く訪れる国であれば日本語が通じやすい場所も多いため、グアムやハワイを選んで言語面での不便を減らすという方法もあります。
ホテルのグレード
ホテルのグレードも旅行代金を左右する要素の一つといえます。安さ優先で選ぶと不便・不満に感じることがあるかもしれず、ホテルのグレードだけにこだわっても他のことにお金がかけられないためバランスが悪くなりがちです。「新婚旅行では何を重視したいのか」ということを2人で話し合ってはっきりさせておき、それからホテルのグレードを決めるとうまくいくケースもあります。
ハネムーン専用のツアー
ハネムーン専用のツアーは、雰囲気やグレードなどに配慮された旅程が組まれていることが多くなっています。ただし、現地の食事を楽しみたい・とにかくたくさん観光をしたいなど目的がはっきりしているのであれば、自分たちでスケジュールを立てた方が満足度の高い旅になる可能性もあります。
また、ハネムーン専用ツアーは費用自体が高く設定されていることもあります。予算重視なのであれば格安ツアーを選択するのもよいかもしれません。ただし、同行する旅行客の年齢層が違う可能性などについてはあらかじめ考慮に入れておきましょう。
新婚旅行の費用負担は?
二人で折半が一般化
結婚しても仕事を続ける女性が増えたこともあり、ハネムーン費用を同額出し合う「折半」も一般化してきました。ただし、地域や家庭によっては新郎側が全額負担するべきという考えが強いこともあります。また、新郎が6割・新婦が4割というように、どちらかが多めに負担する場合もあります。
他にも、結婚式の費用は折半で、新居の引っ越し費用と家財道具は新郎が、ハネムーン費用は新婦が支払うなど、結婚に関する費用を項目別に負担するという方法もあります。いずれの場合も、双方が納得できるようにしっかり話し合うことが大切です。
結婚に必要な費用についてはこちらの記事も参考にしてください。
両親などが援助するケースも
両親や親戚が新婚旅行費用を援助してくれる場合もあります。中には新婚旅行で行きたい場所があるために結婚式や披露宴を行わずにお金を貯めるというケースもあり、経済事情はカップルごとに異なります。いずれにしても、最初から援助をあてにするのではなく、まずは自分たちでまかなえる範囲で予算を立てるようにしましょう。
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まとめ
新婚旅行の行先や日数、時期などによってかかる費用は大きく変わります。予算や希望に応じて相談し、詳しい費用を知りたい場合は旅行代理店などへ問い合わせてみましょう。また、治安やトラブルに不安のある地域を訪れる場合などは特に、旅行保険へ入っておくと安心でしょう。旅行代理店のほか、保険代理店で相談することもできるため、あわせて検討してみることをおすすめします。