アフラック生命といえばアヒルのCMを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、保険の内容についてはどのぐらい知っているでしょうか?この記事では、アフラック生命が取り扱う保険の種類や特徴などについて詳しく解説します。
目次
アフラック生命って?
日本では1974年から営業
アメリカンファミリー(アフラック)は、1955年にアメリカのジョージア州で誕生し、1958年に世界で初めて「がん保険」の販売を開始しました。1974年には日本へアフラック日本社が設立され、同時にがん保険の販売も行われています。2018年4月2日からは「アフラック生命保険会社」として日本法人へ変わり、完全に日本国内の生命保険会社となっています。
「生きるための保険」を展開
生命保険と言えば「被保険者が死亡した場合に遺族へ保険金が支払われる商品」という考え方が一般的ですが、アフラックの「生きるための保険」は生存中の保障を重視した保険といえます。平均寿命や治療期間の長期化にも対応しやすい設計の保険となっており、がん保険としてシリーズ展開を行っています。
代理店による営業モデルを採用
アフラックでは、代理店(アソシエイツ)による営業モデルが採用されています。アフラックが日本で事業を開始した時点では、がん保険などの存在が広く知られていなかったため、販売ネットワークを広げる必要がありました。代理店が窓口となったことにより、市場の拡大や認知度の向上につながった例であるといえます。
アフラック生命の社風や評判について知りたい場合、こちらの記事も参考にしてみてください。
アフラックの保険の種類
アフラックはがん保険の先駆けですが、他にも様々な保険商品が販売されています。
がん保険
近年は、がんを患っても入院期間が短期となる傾向があり、通院による治療も多くなってきています。アフラックのがん保険「Days1」では、がんによる通院治療費や手術、放射線治療や抗がん剤治療、健康保険が適用外となってしまう先進医療の治療費もカバーすることができます。また、がんの再発への備えや治療に伴うケアが受けられる点も特徴です。「Days1」の特徴については、後ほど詳しく紹介します。
医療保険
アフラックの医療保険「EVER」では、入院日数が5日未満であっても一律5日分の給付金が支払われることに加え、入院前60日と退院後120日以内の通院に対して給付金を受け取ることができます。また、三大疾病と診断された場合には2年に1回を限度として何度でも一時金が支払われる特約を付加することも可能です。「EVER」についても後ほど詳細を記述するため、そちらを参照してください。
死亡保険
アフラックの死亡保険では、定期保険・終身保険ほか6種類の取り扱いがあります。定期保険は最長80歳まで更新でき、自動更新の場合は健康状態にかかわらず更新可能となっています。終身保険は掛け捨てタイプではないため、解約時には返戻金を受け取ることができます。健康に関する告知なしで加入できる終身保険も販売されており、こちらは保険料がやや割高となります。
アフラックの死亡保険の詳細はこちらの記事を参照してください。
給与サポート保険
病気や怪我で働けない状態となったときを保障するのが給与サポート保険です。入院中だけではなく、在宅療養などでの場合も保障対象となっています。ただし、精神障害・妊娠・出産などが原因で働けない場合は原則として保障の対象外となるため注意が必要です。
アフラックの給与サポート保険について、保障対象や条件は以下の記事にまとめてあります。
介護保険
アフラックでは「スーパー介護年金プランVタイプ」という介護保険を取り扱っています。認知症・寝たきりなどの介護状態や、病気・事故などによる高度障害状態となった際に保険金が支払われます。保険金支払いに該当する状態である間は、保険料の払い込みが免除となります。
契約者および被保険者となれるのは本人・配偶者・2親等内の親族のみであるため、家族の介護に備えたい人・介護してくれる人の負担をできるだけ軽くしたい人などに向いた保険といえます。
また、65歳時点で以下の中から希望の保障を選択することができる点が特徴です。
・介護保障と死亡保障を準備する介護保障プラン
・公的介護保険の認定時に年金を受け取れる公的介護保険制度連動年金プラン
・65歳から年金として保険金を受け取ることができる確定年金プラン
・65歳時点で解約払戻金を受け取ることができる一時金受取プラン
一度選択した保障を変更することはできませんが、ある程度ライフプランが定まる65歳という年齢でプランを選べるため、ニーズに合った保障を受けやすいというメリットがあります。保険料は加入年齢・性別ごとに異なるため、問い合わせてみてください。
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学資保険
アフラックの学資保険は出産予定日の140日前から加入が可能となっており、教育資金を計画的に準備したい人に向いているといえます。高校入学時には「学資一時金」、大学入学後は4回の「学資年金」と、計5回の給付金を受け取ることができます。また、保険期間中に契約者(親など)が死亡・高度障害などとなった際には以後の保険料を支払わなくてすむ「保険料払込免除特則」を付加することができます。
アフラックのがん保険「Days1」の特徴は?
がん治療を幅広くカバー
アフラックの「Days1」では、がんと診断されてから治療・再発時までを幅広く保障しています。がんと診断されたときにはがん診断給付金が支払われ、入院や手術、通院治療も保障対象となっています。特約を付加することで、放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン治療や、健康保険が適用されない先進医療の治療費についても給付金を受け取ることができます。
女性向けのレディースプランも
Days1の保障内容に加え、女性特有のがんへ備えることのできるレディースプランも用意されています。乳がんや子宮がんなどにかかった際、治療の種類によって女性特有ケア給付金や乳房再建給付金が支払われます。男女共通のプランとは保険料や付加できる特約が異なるため、詳しくは問い合わせてみてください。
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がんを経験した人のための商品も展開
アフラックの「生きるためのがん保険 寄りそうDays」は、がんを発症したことのある人でも加入できる場合があります。健康に関する6点の告知内容に該当しなければ、原則として加入が可能です。がんによる入院・通院は日数無制限で、手術・放射線治療は回数無制限で保障される点が特徴で、過去のがんの再発・転移も保障対象となります。特約を付加すると、抗がん剤治療や放射線治療への保障へも備えることができます。
がん保険専用のサービスがある
アフラック生命には、患者本人やその家族ががんに関する悩みを相談することができる「がん専門相談サービスプレミアサポート」や、がん治療のために外見・生活などへ変化が生じた場合のサポートを行う「がん治療に伴う生活サービス」が用意されています。なお、これらのサービスは内容の変更・中止などが行われる可能性もあるため、利用の際にはHPなどで最新の情報を確認してください。
アフラックのがん保険について、詳細はこちらの記事を一読ください。
アフラックの医療保険「EVER」の特徴は?
日帰り入院でも5日分の給付金
アフラックの「EVER」では、5日間未満の入院であっても5日分の入院給付金を受け取ることができます。日帰り入院についても同様です。ただし、退院後180日以内に再入院をした場合は1回の入院とみなされる点に注意してください。
入院前後の通院に備えられる
「EVER」では、入院前60日間・退院後120日間の通院に対して給付金を受け取ることができます。1回の入院に対する通院保障は、入院前・退院後を通算して30日が限度となっているため、覚えておきましょう。
外来での手術なども保障の対象
外来の手術や日帰り手術、外来の放射線治療なども「EVER」の手術給付金の対象となっています。総合先進医療特約を付加すると、先進医療による治療を受けた際には自己負担額と同額が保障されます。
女性特有の病気に備えるなら「レディースEVER」
女性特有の病気で入院した場合には、通常の入院給付金にプラスして女性疾病入院給付金を受け取ることができます(日帰り入院も対象)。ただし、女性疾病入院給付金は「EVER」の入院給付金とは仕組みが異なり、入院日数分のみ給付されます。もし、3日間の入院であれば、「入院給付金5日分+女性疾病入院給付金3日分」が支払われることになります。
持病がある人は「やさしいEVER」
満20歳から80歳までの人であれば、持病があっても加入しやすいのが「やさしいEVER」です。引受基準緩和型の医療保険であるため、健康に関する告知項目が少なく設定されています。加入後1年間は給付金額が半額になる点や、保険料が割高に設定されている点など、通常の医療保険とは異なる部分もあるため、加入前には詳細を確認しておきましょう。
アフラックの医療保険「EVER」について、詳細はこちらの記事にまとめてあります。
アフラックの学資保険の特徴は?
学資金の支払いは5回
アフラックの「夢みるこどもの学資保険」では、高校入学前に1度学資一時金を受け取ることができ、大学入学から卒業までの4年間は、学資年金として1年に1回ずつ教育資金が支払われます。学資年金の開始年齢は17歳と18歳のいずれかを選ぶことができるため、誕生月や契約応答月によって資金が受け取れないという事態も防ぐことができます。
生まれる前から申し込み可能
「夢みるこどもの学資保険」では、出生予定日の140日前から加入の申し込みが可能となっています。出産後の慌ただしい時期に各種手続きを行わなくて良いため、余裕を持って教育資金を準備することができる仕組みといえます。
保険料払込期間などを選べる
保険料の払込期間については、17歳払済・18歳払済のほか、子供の教育費の負担が少ない間に支払いが完了する10歳払済の払込期も選択することができます。支払総額は払込期間によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
返戻率は低め
契約者:30歳男性、被保険者:子供(0歳)、学資年金開始年齢:18歳とした場合、月々の保険料は14,430円、18年間の保険料支払総額は3,116,880円となります。高校入学前に受け取る学資一時金は50万円、大学進学後に受け取る学資年金は1年目が100万円・2年目以降は50万円×3回となり、合計額は300万円となります。
この例における返戻率は96.2%となっており、それほど高いと言える数字ではありません。契約者に万が一のことがあった場合を想定して「保険料払込免除特則」を付加すると、返戻率は更に下がることになります。
アフラックの学資保険「夢みるこどもの学資保険」の加入・支払・保険料のシミュレーションなどはこちらから確認してください。
まとめ
アフラック生命の保険商品について、種類や保障内容等を紹介しました。がん保険のパイオニアではあるものの、他にも多様な商品を展開していることがわかります。中には特徴的な仕組みの商品もあり、わかりにくさを感じることがあるかもしれません。理解が難しい場合やさらに詳しい情報を知りたい場合、他の保険会社の商品と比較してみたい場合などは保険代理店をたずねてみるとよいでしょう。
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