あらいぐまラスカルのCMを放送している三井住友海上あいおい生命は、「お客さま第一の業務運営」を掲げて保険事業を行っています。「あなたとともに、あしたをつくる。」「立ち止まらない保険。」などのキャッチコピーも印象的ですが、どのような特色を持つ企業なのでしょうか?この記事では、三井住友海上あいおい生命の特徴や取扱商品、提供しているサービスなどについて詳しく解説します。
目次
三井住友海上あいおい生命って?
統合を重ねて誕生した会社
三井住友海上あいおい生命は、「三井住友海上きらめき生命」(前身は「住友海上ゆうゆう生命」と「三井みらい生命」)と、「あいおい生命」(前身は「大東京しあわせ生命」と「千代田火災エビス生命」)が合併して誕生しました。統合を重ねることで企業価値の向上とコンセプトの明確化を図り、「顧客第一」の業務運営の推進を行っています。
MS&ADインシュアランスグループの生保
三井住友海上あいおい生命は、「MS&ADインシュアランスグループ」の生命保険会社で、「あいおいニッセイ同和損保」・「三井住友海上プライマリー生命」などを傘下としています。国内に5社の保険会社を有し、海外で金融サービス事業を行うなど、国内外の様々な分野で事業を展開しています。
住友生命保険とは別会社
住友生命保険は、明治40年に「日之出生命保険株式会社」として設立され、大正15年に「住友生命保険会社」と社名が変更されました。三井住友海上あいおい生命と住友生命保険は両社共に、社名に「住友」が入っていますが、別グループ・別会社となります。
三井住友海上あいおい生命の評判や口コミについては、下記の記事に詳しくまとめてあります。
三井住友海上あいおい生命の保険って?
「&LIFEブランド」の保険
「&LIFE」とは三井住友海上あいおい生命の保険商品シリーズで、“「もしも」を「安堵(あんど)」に変える”がコンセプトとなっています。「&LIFE」ブランドの商品として、万が一に備えた生命保険である「収入保障保険」「逓減定期保険」や、ケガや病気に備える「新医療保険Aプレミア」、ガン医療に特化した医療保険「新ガン保険α(アルファ)」などの取り扱いがあります。
その他の保険
三井住友海上あいおい生命の「&LIFE」ブランドでは、生命保険や医療保険のほか、各種資金準備に利用できる保険なども取り扱っています。「個人年金保険」では、セカンドライフに向けた資金を計画的に準備することができ、「こども保険」では医療保障を備えながら子供の成長に合わせて一時金を受け取ることが可能です。
独自に行ったアンケート調査において、「&LIFE」シリーズのがん保険が満足度ランキング1位を獲得しています。がん保険の内容についても紹介がありますので、こちらの記事もあわせてご確認ください。
「新医療保険Aプレミア」の特徴って?
基本保障へオプションを追加
三井住友海上あいおい生命の「新医療保険Aプレミア」では、基本保障へオプションを付加することが可能です。プラスすることができるのは「先進医療」「通院治療」「保険料払込免除」「介護・認知症」などの10種類で、必要な保障のみを選べるため、保険料を安く抑えることができる仕組みとなっています。
日帰り入院から5日目まで一律の給付金
「新医療保険Aプレミア」の基本保障では、日帰り入院から5日目までの入院の際、一律5日分の給付金を受け取ることができます。給付金は入院1日につき5,000円であるため、たとえ3日間の入院であっても5日分の給付金と同額の25,000円が支払われます。また、入院6日以降には入院日数×5,000円の給付金を支払限度日数(※1)まで受け取ることが可能です。
※1:支払限度日数は30日・60日・120日から選択することができ、いずれを選択した場合も保険期間中であれば通算1,095日分まで保障されます。
集中治療室での治療は上乗せ給付
「新医療保険Aプレミア」では、集中治療室(ICU)で治療を受けた場合、手術の有無にかかわらず1回につき入院給付金日額の20倍の集中治療給付金を受け取ることが可能です。入院給付金日額5,000円のプランに加入している場合であれば、5,000円×20=10万円が給付されることになります。ただし、日本国内での集中治療室の治療のみが対象となる点、約款所定の集中治療室管理へ該当しない場合には適用とならない点などには注意が必要です。
先進医療も保障の対象
先進医療に該当する放射線照射・温熱療法の治療を受けた際には、放射線治療給付金が支払われます(詳細は後述します)。先進医療に特化した保障を受けたい場合、「先進医療特約」を付帯することで技術料などの給付を受けることができます。
先進医療特約を付帯すると、先進医療にかかわる技術料のほか、現地までの交通費や宿泊費なども保障対象となることがあります。保険期間中であれば通算2,000万円まで先進医療給付金の受け取りが可能で、宿泊費は1泊につき1万円まで給付されます。
放射線治療も主契約でカバー
「新医療保険Aプレミア」では、放射線照射・温熱療法などによる治療を受けたとき、入院給付金日額の10倍にあたる放射線治療給付金が支払われます(入院・手術の有無は問いません)。ただし、支払い頻度などには一部制限が設けられているため注意してください。
保険料の例
被保険者:30歳男性、保険料払込期間:60歳払込満了とし、「新医療保険Aプレミア」へ先進医療特約のみを付帯した場合の保険料をシミュレーションしてみましょう。
支払限度日数60日・給付金日額5,000円とすると、月々の保険料は3,092円となりました。保険料払込期間:終身としたときの月額保険料は2,178円になります。
次に、被保険者:30歳女性、保険料払込期間:60歳払込満了とし、先進医療特約・女性疾病給付特約を付帯した場合の保険料をシミュレーションしてみます。
支払限度日数60日・給付金日額5,000円とすると、月額保険料は3,357円となりました。保険料払込期間:終身としたときの月額保険料は2,333円です。
先ほど紹介した独自のアンケート調査において、「新医療保険Aプレミア」は医療保険満足度ランキングで全世代総合・40代の2部門で第1位を獲得しています。
こちらの記事もあわせてお読みください。
収入保障保険の特徴って?
死亡や高度障害以外にも備えられる
「&LIFE 新収入保障」のⅠ型では、死亡や高度障害状態となった際に給付金を受け取ることができます。生命保険などのように保険金を一括で受け取ることも可能ですが、毎月の給付金額を期間の経過とともに減少させながら、保険期間の満了まで生活資金を受け取るという方法も選択することができます。子どもの成長とともに必要な保障額が減少していく家庭が多いことから、必要な期間に必要な保障額を確保できる仕組みになっており、毎月の保険料は比較的安く抑えることが可能です。
「&LIFE 新収入保障」のⅡ型では、被保険者が障害状態となった際に「生活障害年金」が給付されます。また、65歳未満で医師の診断による要介護状態が180日以上続いていることが確定した場合には「生活介護年金」を受け取ることもできます。
Ⅲ型には、Ⅱ型に加えて被保険者が就労不能となった際に給付される「特定就労不能障害年金」が用意されています。Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型とも、余命6か月以内と診断された際に死亡保険金の一部または全部の生前受取が可能となる「リビング・ニーズ特約」や、三井住友海上あいおい生命の定める健康状態の基準を満たした場合に保険料が割安になる「健康優良割引特約」を付加することができます。
収入保障保険について詳しく知りたい方は、下記URLの「収入保障保険は必要か?それとも不要?メリットやデメリットとは」記事も参考にしてみて下さい。
保険料の例
被保険者:30歳男性、保険料払込期間:60歳払込満了、基本年金月額:15万円とし、「&LIFE 新収入保障」(Ⅰ型)の保険料をシミュレーションしてみましょう。
最低支払保証期間が5年の場合、毎月の保険料は4,305円となりました。「新保険料払込免除特約」を付加する場合の保険料は月々4,545円となります。
次に、被保険者:30歳女性、保険料払込期間:60歳払込満了、基本年金月額:15万円のシミュレーション例を紹介します。
最低支払保証期間が5年の場合、毎月の保険料は3,150円です。「新保険料払込免除特約」を付加すると、月々の保険料は3,390円となります。
なお、「&LIFE 新収入保障」は収入保障保険の加入者ランキングで女性の部の7位にランクインしています。他の収入保障保険についても紹介してあるため、参考にしてみてください。
契約者サービス「満点生活応援団」って?
三井住友海上あいおい生命の保険へ加入すると、「満点生活応援団」という契約者専用サービスを利用することができます。生活に関する各種相談を受け付けており、「健康・医療相談」「暮らしの相談」「介護相談」から希望のジャンルを選んで問い合わせを行うことで、専門家のアドバイスやサポートを受けることが可能です。
健康・医療相談
「健康・医療相談」では、先進医療や薬剤・女性医療などについて電話相談を受け付けています。医療についての相談を行い、診療に適した医師への紹介状が必要となった場合、無料で紹介状の発行ができるケースもあります。
また、健康や医療に関する相談を看護師が受け付けてくれるサービスもあります。夜中に子どもが発熱し、緊急外来へ行くべきか判断がつかない際などに利用することができます。緊急外来へ行くべきと判断された場合、住まいの地域の救急医療機関の場所などについて情報提供を受けることも可能です。「健康・医療相談」サービスの一部は予約制となっているため、利用の際には事前に確認してみてください。
暮らしの相談
「暮らしの相談」では、子育てや税金・ビジネスマナーやパソコンなどのデジタル家電の基本操作まで、日常の様々なトラブルや悩みについて相談が可能です。相談受付時間は「育児・子育て相談」のみ24時間年中無休で対応しており、その他の相談サービスは平日10時~17時(土日祝・年末年始除く)が受付時間です。
そのほか、資産運用や遺族年金・相続などについてファイナンシャルプランナー(FP)や社会保険労務士などへ相談することもできます。「暮らしの相談」についてもサービスの一部は予約制となっているため、利用の際には事前確認がすすめられます。
「暮らしの相談」で受け付けている内容のほとんどは、保険代理店でも相談することができます。特に、FPが在席している代理店へ足を運ぶと、保険相談とあわせて家計の相談ができて一石二鳥となる場合もあるため利用してみることをおすすめします。
保険以外の相談もOK!FPによる保険・家計の無料相談サービス実施中!
介護相談
「満点生活応援団」には「介護相談」コーナーも設けられており、介護方法のレクチャーを受けたり介護に関する悩みを相談したりすることができます。また、介護サービス事業者の紹介などの情報提供も行っているため、介護関連で困ったことがあったら問い合わせてみると良いかもしれません。なお、介護相談・情報提供は、いずれも10時~22時(年中無休)が受付時間となっています。
まとめ
幾度もの合併を経て誕生した三井住友海上あいおい生命では、さまざまな種類の保険商品を取り扱っています。加入者の評価が高い商品・口コミの評判が良い商品もあるため、そちらについては別記事を参照してみてください。三井住友海上あいおい生命の保険商品を契約すると、保険契約者専用の相談サービスなどを利用して生活上のサポートを受けることもできます。アフターサービスについて詳しく知りたい場合や、他社の保険と比較してみたい場合、保険代理店へ足を運んでみると良いでしょう。FPや保険の専門家に幅広い内容を相談することができます。
数社の保険を比較しながら選べる!FPや保険のプロが教える無料相談サービス実施中!